

シンギュラリティは2045年では無い!?
シンギュラリティとは技術的特異点の事で、人工知能が発達し、人間の知性を超える時点。 または、自らを改良し続ける人工知能が生まれる時期の事だと提唱者のレイ・カーツワイルは説明しています。 ただ、この時期が2045年というのはあくまでムーアの法則をヒントにした彼独自の進化のスピードを推測する計算式によるものであり、進化は指数関数的に速度を上げるのではなかろうか、だとすれば、人間のシナプスはそもそも100兆個程度なので、2045年くらいになるのでは無いか? というカーツワイルの仮説に過ぎません。 シンギュラリティに達するためには、まだ複数のノーベル賞級の発明が必要になる訳で、現在の技術の延長線上にはありません。 私が技術者になった1980年代では今のAIをエキスパートシステムと呼んでいました。具体的には「ベテランの勘」の部分をどうしたら知識データベースと紐づけられるか、という課題です。 現在のディープラーニングで実現できたのはまさにこの部分です。 囲碁のプロが負けたり、レントゲンで癌が発見できたり、新人タクシードライバーがベテラン並みに客を拾えたり、シ