シンギュラリティは2045年では無い!?

December 14, 2018

 

シンギュラリティとは技術的特異点の事で、人工知能が発達し、人間の知性を超える時点。

または、自らを改良し続ける人工知能が生まれる時期の事だと提唱者のレイ・カーツワイルは説明しています。

 

ただ、この時期が2045年というのはあくまでムーアの法則をヒントにした彼独自の進化のスピードを推測する計算式によるものであり、進化は指数関数的に速度を上げるのではなかろうか、だとすれば、人間のシナプスはそもそも100兆個程度なので、2045年くらいになるのでは無いか?

というカーツワイルの仮説に過ぎません。

 

シンギュラリティに達するためには、まだ複数のノーベル賞級の発明が必要になる訳で、現在の技術の延長線上にはありません。

 

私が技術者になった1980年代では今のAIをエキスパートシステムと呼んでいました。具体的には「ベテランの勘」の部分をどうしたら知識データベースと紐づけられるか、という課題です。

現在のディープラーニングで実現できたのはまさにこの部分です。

 

囲碁のプロが負けたり、レントゲンで癌が発見できたり、新人タクシードライバーがベテラン並みに客を拾えたり、システムがベテランのデイトレーダー並みの実績をだせたり、全てこの、「ベテランの勘を知識データベースと紐づける」という部分の話です。しかも、現時点では、それぞれのベテランシステム毎に全く別のAIを構築する必要があり、汎用性はゼロです。

 

同じ顔認証システムでも、健康を判定するAIと本人がどうかを判定するAI、人相占いをするAIは(そんなものを作ったとしたらですが)は、全く別のAIを作らなければならない、汎用性は実現できていません。

でも、人間の脳は例えば名医が趣味で人相学をやってるかもしれない、つまり名医の目と占い師の目を両方持つ事が可能なわけです。

 

さらには現段階でのAIには、西野カナの作詞法をテレビで見ていて、それをヒントに自分の仕事での解決策を思い付く、などという事は出来ないわけです。

 

サミュエルが1959年に機械学習を定義してから半世紀かかって人間の「認識」の部分ができただけ。一般に「知能」と呼ばれている部分はまだ影も形もありません。それでも凄い事だし、多くの産業に確実に影響を与えつつあります。

ですが、今後、誰かがきっと発明するであろうという前提の元ですので、シンギュラリティは2045年かもしれないし、3000年でも出来ていないかもしれない。逆に2025年に突然誰かが何かを発明するかもしれない。現時点ではまだファンタジーのお話です。

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